「世界に一つだけの衣装」

『金スマ』
トリノオリンピック金メダリストの荒川静香さんの登場です。
『スマスマ』のときよりも、もっと深く荒川さんのことを知ることができてよかったな……なんて。

「赤」の女性たちの間を通って、荒川さんの登場。
そして、お決まりの、金メダルの披露です。
きっと中居さん、数多くの選手たちのメダルに触れてきたと思うのですが、なんどやっても、まるで宝物を見付けた子どものように反応しますよね。
荒川さんのなんて、2回目なのに。（笑）

金メダルを顔の位置に持ってきて、「もれなく俺が付いてきます」だなんて……。
もう、どんどん付いてきてください。（笑）

我慢できず、荒川さんの滑りをTBSで見ていた中居さん。
熱い語りぶりから、そのときの興奮がいやが上にも伝わってきます。
「俺の念じが、俺の力がすごく伝わったんだ」と宣う中居さん。
そう、あなたは「勝利の男神」ですからね♪
きっと、あなたの祈りの力が、荒川さんへの元へと届き、彼女に目に見えない派話を与えたのだと思います。
……って、おバカすぎて、ごめんない。（謝）

『スマスマ』のときにも感じたのですが、荒川さんってとても気さくで、飾らなくて、ちょっと天然なところもありますよね。
姿だけを拝見していると、もしくはテレビのちょっとしたインタビューだけでは、「クールビューティー」なイメージなのですが。
そのギャップが、最初はちょとびっくりしちゃいます。
でも、断然、好感度UPです。

小さいころから、運動で類い希な才能を発揮されていた荒川さん。
3歳で逆上がりをこなし、6歳で水泳のクロール、平泳ぎ、バック、バタフライ、全種目をマスターされていた。
じゃあ、もしかしたら、「天才体操少女・荒川静香」や「天才スイマー・荒川静香」をお目にかかれていたかもしれないっていうこと？
――というのは、冗談ですが。
しかし、スケート以外にも高い運動能力を載っていたからこそ、あんな素晴らしい滑りを披露することが可能になったのでしょうね。
あの柔軟性や、指先にまで神経の行き届いた動きは、まぎれもなく彼女の才能の賜物だと思いますから。

「世界に一つだけの衣装」という言葉に、思わず反応してしまいました。
ぎりぎりの生活のなかで、お金を節約するため、衣装はすべて自分でつくられたというお母さま。
そして、その愛情を素直に受け取り、感謝を口にする荒川さん。
とても素敵な関係だと思います。
リンクのなかでもひとりじゃない、お母さんがついてくれている。
その言葉の意味を、しみじみと噛みしめました。

長野オリンピック後、それまでの順風満帆ぶりがうそのように、スランプに陥る荒川さん。
でも、そのことで、逆に「強さ」と「視野の広さ」を手に入れたのではないでしょうか。
つらい日々を送ったからこそ、あれほど人の心を打つ演技が披露できたのではないかと、恥ずかしながら考えております。

また、なにかの縁で、中居さんと一緒に番組に出ていただきたいです。
頭の回転もいいし、場を読むのもうまいので、スポーツバラエティーなどに出たら、きっと場が盛り上がるのではないでしょうか。