『金スマ』
中村中さんの「波瀾万丈」。
体は男性、心は女性の、性同一性障害を持つ、
シンガーソングライターです。

「自分は失敗作だから」という言葉が、胸に突き刺さりました。
この世界は、特に日本は、大多数から外れているひとにとっては、
とても生きにくい国だから。

周囲の無理解、心ないいじめ、
そして、信じていたひとからの裏切り……。
本当に、つらかったことと思います。

でも、歌っている間は、つらいことを忘れ、自分らしくいられる。
つらいことも、悲しいことも、くやしいことも、
すべて歌に昇華させ、ひとの心を打つ作品をつくり上げていく。

まるで、和賀さんのようだなと思いました。
口では、自分のことや感情をうまく言うことができないのに、
ピアノは、これ以上ないくらい饒舌で。
父と旅してきたなかで見て、経験してきた豊かな自然や、
自分のなかに渦巻く感情を、曲に、ピアノに乗せて表現している。
きっと、中居さんとも、相通じるものがあったんじゃないかな〜。
(って、ちょっと強引?)

今回は、やっぱり、お母さまからの手紙を読む、
中居さんの静かで、温かな声でしょう〜☆
バラエティー番組で、どんなおふざけをやっていて、
「もう〜っ」って思っていても、
こういう姿を見ると、やっぱり、惚れ直さずにはいられません。
手紙を読む真摯な声音に、彼の内面が仄見えるような気がします。

そして。
手紙を読み終わった後、
中居さんの目が赤くなっていたように見えたのですが。
強い母の愛、そして、中村さんがたどってきた道を思って、
感極まるものがあったのかな〜。

とても心に残る、『金スマ』でした。

コメント

むらちゃん
むらちゃん
2007年6月8日22:16

あゆさま。

本当に心に残る金スマでしたね。
15歳で書き上げたあの詩に
涙しました。

子持ちあゆ
子持ちあゆ
2007年6月9日10:08

むらちゃん様

コメントをいただき、ありがとうございます♪
本当に、ひさびさに「波瀾万丈」らしい「波瀾万丈」でしたね。
中村中さん、今まで感じた、哀しさも、切なさも、やるせなさも、
怒りも、そして違和感も、
すべて、歌をつくり、歌うためだったのでは――。
そう、思わせる1時間でした。
「わが身を削って表現をする」
隣の綺麗なお兄さんと、重なるような気がいたしました。

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