「不老不死」って、なんだかな……。
2007年6月23日 TV コメント (2)『世界一受けたい授業』を見ていたら、
「超最先端医療」についての授業をやっていました。
いわゆる、不老不死というやつです。
中国4000年の昔から、不老不死は人類の夢なのかもしれませんが、
(秦の始皇帝は、強大な権力を駆使して、不老不死の薬(方法)を
手に入れようと、部下たちを各地に送り込んだそうですね)
医療技術や遺伝子の解析が進み、それが、夢や空想の話ではなく、
遠くない未来、実現する可能性が濃厚になってしまうと、
逆に、「それでいいのかな……」って思えてならないんですよ。
少なくとも、私は、「永遠の命」なんて、ほしくないけれども。
(あっ、でも、老化を遅らせるというのは、ちょっと魅力的かも)
度を過ぎた臓器移植や、延命治療を見てると、
なんとも言えない違和感を抱いてしまいます。
どこか、本来の生物の姿からは、
(人間だって、自然のなかでは、いち生物なのだから)
遠く離れた存在のように思えてきて。
もちろん、ご本人や家族の方の、
「できうる限り、元の体に戻りたい」、
「1日でも長く生きていてもらいたい」
という気持ちは、痛いくらいわかります。
私が、「度を過ぎた臓器移植」に、
ネガティブな感情を抱いてしまう、原因のひとつに、
世界で暗躍している、臓器を取るために子どもを誘拐する組織、
そして、わずかなお金と引き替えに、自分の臓器を売ってしまう、
ひとびとの存在があるのかもしれません。
でも……。
もし、自分が、もしくは家族が、その当事者になったら、
今まで書いた「綺麗事」なんか忘れて、
一縷の希望にすがってしまうかもしれない。
だから、この問題は、本当に難しくて、
本当の(正しい)答えなんて、存在しないのかもしれません。
余談ではありますが。
「永遠に生き続ける生物」がいるそうです。
ベニクラゲという、クラゲの一種で、
一見死んだかのように見える細胞が再び細胞分裂を始め、
若返って新しいクラゲとなって甦るそうです。
ベニクラゲの生態を研究して、人間にも応用するそうですが……。
さてさて、どういう未来が待ち受けているのでしょうか〜?
「超最先端医療」についての授業をやっていました。
いわゆる、不老不死というやつです。
私たちの体の大部分の細胞は、分裂に分裂を重ねて臓器になって機能を果たしています。しかし私たちの細胞は分裂できる回数が決まっています。それが限界に達すると分裂を停止してしまいます。
細胞の不死化というのは、分裂回数の制限を無くして無限に分裂できるようにさせた状況です。また年齢の若い方が分裂が活発です。
人間の場合、細胞の分裂に個人差はほとんどなく分裂の回数はほぼ同じで、皮膚の細胞の場合、一生の間で細胞分裂は約60回ほどです。細胞分裂の回数と寿命は関係性があります。
中国4000年の昔から、不老不死は人類の夢なのかもしれませんが、
(秦の始皇帝は、強大な権力を駆使して、不老不死の薬(方法)を
手に入れようと、部下たちを各地に送り込んだそうですね)
医療技術や遺伝子の解析が進み、それが、夢や空想の話ではなく、
遠くない未来、実現する可能性が濃厚になってしまうと、
逆に、「それでいいのかな……」って思えてならないんですよ。
少なくとも、私は、「永遠の命」なんて、ほしくないけれども。
(あっ、でも、老化を遅らせるというのは、ちょっと魅力的かも)
度を過ぎた臓器移植や、延命治療を見てると、
なんとも言えない違和感を抱いてしまいます。
どこか、本来の生物の姿からは、
(人間だって、自然のなかでは、いち生物なのだから)
遠く離れた存在のように思えてきて。
もちろん、ご本人や家族の方の、
「できうる限り、元の体に戻りたい」、
「1日でも長く生きていてもらいたい」
という気持ちは、痛いくらいわかります。
私が、「度を過ぎた臓器移植」に、
ネガティブな感情を抱いてしまう、原因のひとつに、
世界で暗躍している、臓器を取るために子どもを誘拐する組織、
そして、わずかなお金と引き替えに、自分の臓器を売ってしまう、
ひとびとの存在があるのかもしれません。
でも……。
もし、自分が、もしくは家族が、その当事者になったら、
今まで書いた「綺麗事」なんか忘れて、
一縷の希望にすがってしまうかもしれない。
だから、この問題は、本当に難しくて、
本当の(正しい)答えなんて、存在しないのかもしれません。
余談ではありますが。
「永遠に生き続ける生物」がいるそうです。
ベニクラゲという、クラゲの一種で、
一見死んだかのように見える細胞が再び細胞分裂を始め、
若返って新しいクラゲとなって甦るそうです。
ベニクラゲの生態を研究して、人間にも応用するそうですが……。
さてさて、どういう未来が待ち受けているのでしょうか〜?
コメント
その番組見ていませんが(息子が「ライアーゲーム」3時間!)、まだ例の医療物の小説を読んでおりまして、そこにも臓器移植のことが出てくるので、ほんとに難しい問題だと思います。
「度を過ぎた臓器移植や延命治療」に対しては確かに引っかかるものがありますね。
ましてや「永遠の命」なんて。
あまりに自然の摂理にかけ離れたことをやると、どんどん綻びやら歪やらが起こってくるような気がします。
ただ、まだまだこれからの人や小さな子どもたちが、移植でしか救われない、逆に言えば移植さえすれば(上手くいけばですが)、命の存続を図れるのだと思えば、やはり画期的な医療の
進歩にエールを送りたくなるし。
しかし日本の場合は、「倫理、倫理」と言っているうちに
よその国から何10年も立ち遅れていくのでしょうね。
もちろん!臓器目的の誘拐やらは言語道断ですが。
人様のところで勝手に書きちらかして、失礼しました!
コメントをいただき、ありがとうございます♪
雪月花さんも、こういう問題に関心を抱いていらっしゃるんですね、
なんだか、うれしいです。
延命治療や臓器移植って、生命の根幹や倫理にもかかわる、
本当に難しい問題ですよね。
だからこそ、考えてもつきないし、いろいろな意見も出てくるのかな?
今まで病気で苦しんでいた方が、
臓器移植で見違えるように元気になられたり、
今までできなかったことができるのを見ると、
素直に、「よかった〜」って思えるし、
医療技術の進歩が、いいことのように思えてくるのですが。
でも、その一方で、回復の見込みのない患者を、
やみくもに延命治療したり、
自分の欲望のためだけに、
金にものをいわせて「若返り」しているのを見ていると、
「なんか、違うよな……」って思ったり。
日本って、医療部門での研究や
科学技術の研究分野では、すごいものを持っているのに、
それをうまく利用するのが、えらい下手だなって。(笑)
だから、優秀な学者や技術者が、こぞって海外に行っちゃうんだよ!
雪月花さんの考えが伺えて、うれしかったです。
これからも、よろしくね♪